早速、今回から検証結果を上げていく事にします。まず初回はアリゲーターを検証して行きたいと思います。タイトルにもある通り、今回はversion1です。検証結果からさらに磨きをかけていき、使えそうな手法になる事を期待します。まずは私の自己紹介から。
まずアリゲーターの基本理解を深めます。
アリゲーターとは、どのようなインジケーターなのか、下記で基本理解を深めましょう。
fx インジケーター アリゲーターとは?そのユニークな名前の由来
- 「Alligator(アリゲーター)」インジケーターは、著名なトレーダーであるビル・ウィリアムズ氏によって考案されたインディケーターで、その名前の由来はワニの動きに似ていることから来ています。アリゲーターは、トレンド相場とレンジ相場を区別するために使われ、トレンドの始まりと終わりを示す役割を果たします。
- さらに、「口を開ける」「眠る」など、ワニの行動に例えた表現で相場の状態を示す点がユニークであり、視覚的にも理解しやすいとされています。
アリゲーターの仕組み:動作原理を理解する
- アリゲーターインジケーターは、3本の異なる期間の移動平均線(SMAs)で構成されています。それぞれのラインは、「ジョーズ(Jaws)」「ティース(Teeth)」「リップス(Lips)」と呼ばれ、ジョーズは最も長い期間、リップスは最も短い期間を示します。ワニの口が開いている状態、つまり移動平均線が開いているときはトレンドが発生している可能性が高く、逆に口が閉じている、または交差しているときはトレンドが不明瞭であることを示唆しています。
- このインジケーターの基本的な考え方は、トレンドが発生する前にポジションを持ち、トレンドが終わる前に利益を確定することを目指すものです。
アリゲーターの使い方:実際のトレードに応用する方法
- 例えば、アリゲーターが「目を覚ました」(ラインが開き始めた)状態では、新しいトレンドが発生している可能性が高いため、トレードを開始するサインと見なされます。このとき、価格が移動平均線を超えて上昇し続ける場合は買いポジションを、反対に下落し続ける場合は売りポジションを持つことが有効です。
- 逆に、アリゲーターが「眠りに入る」(ラインが交差する)と、トレンドの終了が近いと判断し、ポジションを手仕舞いするタイミングと考えます。このように、具体的なチャートを用いて、アリゲーターをどのように解釈し、実際のトレードに活かすかを説明します。
メリットとデメリット:アリゲーターの強みと弱点
- アリゲーターインジケーターの最大の強みは、トレンドの開始と終了を視覚的に捉えることができる点です。特に、トレンド相場ではその有効性が高く、トレードのタイミングを見極めるための優れたツールとなります。しかし、レンジ相場では誤ったシグナルが出やすく、注意が必要です。また、他のインディケーターと比べてややシンプルなため、補助的なツールとしての役割が主となることが多いです。
- さらに、急激な市場変動やニュースによるスパイクなど、突発的なイベントには対応が難しいことがデメリットとして挙げられます。これらのメリットとデメリットを理解し、自分のトレードスタイルに合わせて使い分けることが重要です。
検証方法
・ジョーズ期間(13)とティース期間(8)がクロスをした瞬間、エントリー、決済
・通貨ペア、時間: ドル円 1時間足
・期間: 2015年1月から2015年12月
こちらで検証しました。検証過程は下記動画をクリック
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検証結果(version1)
トレード回数 | 246回 |
期待値 | -3.7pips |
勝率 | 36.2% |
合計 | -917.7pips |
リスクリワード | 1.4 |
プロフィットファクター | 0.8 |
連続勝ちトレード | 5 |
連続負けトレード | 9 |
とても使えるものではありませんね。
但し、version1の為、修正して精度を高めていきたいと思います。次回もお楽しみに。