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FXで売りから入るのは危険?知らないと損する4つのデメリット

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ビッシ

兼業トレーダーをしております。普段はサラリーマンです。
過去検証をコツコツやってます。もちろんリアルトーレドもやってます。
良い検証結果に出会えるのは、20回に1回ぐらいなもんです。
出会えたら、即リアルトレードに移ってます。

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FXで「売りから入る」ってどういうこと?

FXでは、買いからだけでなく「売りから」でも取引を始めることができます。これは「今のレートで通貨を売って、後で安く買い戻せば利益になる」という仕組みです。

たとえば、1ドル=145円のときにドルを売って、1ドル=140円になったら買い戻せば5円分の利益が出ます。値下がりする局面でも利益を狙えるのは、株式投資にはないFXの魅力のひとつですね。

しかし、売りから入るのにはそれなりのリスクやデメリットも存在します。今回はその注意点について詳しく見ていきましょう。

初心者には売りの感覚がつかみにくい

FXを始めたばかりの人にとって、「下がると儲かる」という仕組みは直感的にわかりづらいものです。多くの人が「上がったら嬉しい」「買って持つ」という株式投資的な感覚を持っているため、売りから入ると混乱しやすくなります。

特に初心者の場合、チャートの読み方やトレンドの判断に慣れていない状態で売りポジションを持つと、少しの上昇でも不安になってしまうことがあります。

急騰リスクに非常に弱い

売りポジション最大のリスクが「急騰」です。通貨はときに、経済指標の発表や要人発言をきっかけに一気に上昇することがあります。このようなとき、売りポジションを持っていると損失が一気に膨らみ、ロスカットされてしまう可能性もあります。

特にドル円やポンド円などボラティリティが高めの通貨ペアでは、わずか数分で大きく逆行することも珍しくありません。売りエントリーをする際は、あらかじめ損切りラインをしっかり設定しておく必要があります。

マイナススワップの影響を受けやすい

FXには「スワップポイント」という金利差による利益(または損失)が日々発生します。金利の高い通貨を売ると、スワップはマイナスになることが多いです。

たとえば、メキシコペソや南アフリカランドなどの高金利通貨を売ると、毎日スワップが引かれ、数日間持っているだけでポジションがじわじわ削られていきます。短期トレードであればそこまで気にならないこともありますが、中長期で売りを持ち続けるのはおすすめできません。

DMM FX

経済の流れに逆らいやすい

売りから入る際は、通貨の「長期的なトレンド」と反対の方向にエントリーすることになりがちです。たとえば、ある国が利上げをしていて市場がその通貨を買い支えているような状況で無理に売りポジションを取ると、トレンドに逆行することになります。

結果として、想定していた下落が起こらず、逆にどんどん上昇していって損失が拡大してしまう――というパターンはよくある失敗の一つです。

「売り」が有利になる場面もあるが…

もちろん、売りが有効に働く局面もあります。たとえばリセッション懸念が高まり、リスク回避の動きが出たときや、明らかな下降トレンドが続いている場合などです。

しかし、そうした場面を正確に判断するには、チャートの読解力や経済の知識が必要になります。初心者にとっては少し難易度が高く、「なんとなく下がりそうだから」といった曖昧な理由で売ると痛い目にあうことも。

まとめ:売りは魅力的だが慎重に扱うべき

FXで売りから入ること自体は、戦略として非常に有効です。特に相場が下落している局面では、買いよりも効率よく利益を狙えることもあります。

ただし、初心者にとっては「心理的に難しい」「急騰リスクが高い」「スワップで損する」「ファンダと逆行しやすい」といった複数のデメリットが存在するため、扱いには注意が必要です。

最初のうちは、トレンドが明確な場面や、短期トレードに限って売りを使うのが無難かもしれません。無理に売りにこだわらず、「わかりやすい相場で、優位性がある方向に乗る」ことを意識しましょう。

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